Web広告やマーケティングの世界では、専門用語が数多く存在し、それぞれを正しく理解することが成功には不可欠です。
本記事では、広告運用をスムーズに行うために知っておきたい重要な用語を28個解説します。
Web広告初心者の方からおさらいしたい経験者まで、ぜひ最後までご覧ください。
Web広告媒体に関連する以下の8用語を解説します。
広告にはどんな種類があるのか見ていきましょう。
Webサイトやアプリ上に設けられている広告枠に表示される、画像や動画・テキスト形式の広告です。
視覚的な訴求力が高く、ブランド認知度の向上に効果的です。
検索エンジンの検索結果ページに表示されるテキスト形式の広告で、ユーザーが入力したキーワードに連動して表示されます。
即効性が高く、顕在層のユーザーへのアプローチに適しています。
過去に自社サイトを訪問したユーザーに対し、再度広告を表示する手法です。
購入を検討中のユーザーに対する再アプローチとして非常に効果的です。
リマーケティング広告と同義で、サイト訪問者に再度広告を配信し、再訪問や購入を促す手法です。
コンテンツ(記事)と一体化し、広告であることが目立たない形式の広告です。
ユーザー体験を損なわず、自然な形で誘導や情報提供ができます。
提携先のサイトやブログが広告主の商品やサービスを紹介し、成果(購入や登録など)に応じて報酬が支払われる成果報酬型の広告です。
Google Display Networkの略で、Googleの提携サイトやアプリに広告を配信できる広大なサービスです。
多種多様なサイトに出稿でき、さまざまなユーザー層にリーチできます。
Yahoo! Display Ad Networkの略で、Yahoo! JAPANの関連サイトや提携サイトに広告を配信できるサービスです。
多種多様なサイトに出稿でき、国内ユーザーへのリーチに強みがあります。
続いて、Web広告運用に関連する以下の11用語を解説します。
それぞれの意味を理解し、スムーズに広告を運用できるようになりましょう。
ランディングページの略で、直訳すると広告や検索結果から訪問者が最初に到達するページを意味します。
広義には、特定のアクション(商品購入や問い合わせなど)を促すために、情報をまとめた1枚のWebページを指して使われています。
ランディングページ最適化(Landing Page Optimization)の略で、ランディングページのコンバージョン率を高めるための改善施策を意味します。
入力フォーム最適化(Entry Form Optimization)の略で、フォーム入力時のユーザー離脱を防ぎ、コンバージョン率を向上させるための施策です。
コンバージョン(Conversion)の略で、Webサイト上で達成したい目的(例:商品購入や会員登録)を指します。
コンバージョン率(Conversion Rate)の略で、訪問者数に対するコンバージョン数の割合を指します。
計算式は「コンバージョン数 ÷ 訪問者数 × 100」です。
顧客獲得単価(Cost Per Acquisition)の略で、1件のコンバージョンを獲得するのにかかった広告費用を指します。
計算式は「広告費用 ÷ コンバージョン数」です。
インプレッション(Impression)の略で、Web広告においては、広告がユーザーに表示された回数を指します。
使用される場面によって、対象の数値が異なる場合があるので注意しましょう。
クリック率(Click Through Rate)の略で、広告の表示回数に対するクリック数の割合を意味します。
計算式は「クリック数 ÷ インプレッション数 × 100」です。
クリック単価(Cost Per Click)の略で、1クリックあたりの広告費用を指します。
計算式は「広告費用 ÷ クリック数」です。
投資利益率(Return on Investment)の略で、投資した広告費用に対して得られた利益の割合を指します。
計算式は「利益 ÷ 広告費用 × 100」です。
広告費用対効果(Return on Advertising Spend)の略で、広告費用に対して得られた売上の割合を指します。
計算式は「売上 ÷ 広告費用 × 100」です。
最後に、Webマーケティング全般に関連する以下の9用語を解説します。
Web広告を含めた、マーケティング全体の用語を把握しましょう。
検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略で、検索エンジンの自然検索結果で上位表示を目指す施策を指します。
検索エンジンマーケティング(Search Engine Marketing)の略で、SEOやリスティング広告など、検索エンジンを活用したマーケティング手法全般の総称です。
企業が自社で所有して運営するメディアの総称です。
Webサイト以外に対しても使われる用語のため注意しましょう。
ユーザーにとって有益なコンテンツを提供し、興味・関心を引き、最終的に購買行動などのコンバージョンにつなげるマーケティング手法です。
SNS・オウンドメディア運用などもコンテンツマーケティングの1つです。
ページビュー(Page View)の略で、Webページが閲覧された回数を指します。
閲覧されたページ数に応じて増加する指標のため、同じユーザーが2ページ見た場合には「2」とカウントされます。
ユニークユーザー(Unique User)の略で、一定期間内にWebサイトを訪問した、重複しないユーザー数を指します。
ユーザーが特定の期間内に、Webサイトを訪問してから離脱するまでの回数を指します。
ページを移動しても関係なく、一連の行動が1セッションとしてカウントされます。
ユーザーが最初に訪問したページのみを閲覧して、サイトを離脱した割合を指します。
計算式は「直帰数 ÷ セッション数 × 100」です。
特定のページが、ユーザーの離脱地点となった割合を指します。
計算式は「特定のページの離脱数 ÷ 同じページのPV数 × 100」です。
Web広告にはさまざまな用語があり、覚えることは広告運用を始める第一歩です。
知識として新しい指標を覚えることで、運用の精度が増すこともあるでしょう。
今回紹介した28個はどれも有名な用語のため、広告運用を検討している方は必ず覚えておきましょう。