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ディスプレイ広告とは?種類や運用のポイントについて解説

作成者: デベロップジャパン担当者|Oct 1, 2024 3:24:28 AM

企業がデジタルマーケティングを行う中で、「ディスプレイ広告」は重要な手法となっています。

しかし、その効果を最大限に引き出すためには、ディスプレイ広告の基礎を正しく理解し、適切な運用戦略を練り上げる必要があります。

そこで本記事では、ディスプレイ広告の基本的な仕組みや、ほかの広告手法との違い、効果的な活用方法について詳しく解説していきます。

ディスプレイ広告とは

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に画像や動画の形式で表示される広告のことです。

ディスプレイ広告では主にLP(ランディングページ)へ誘導し、商品やサービスに対する興味を引き出すことを目指します。視覚的なアプローチを活かして、ユーザーの興味を引きつけ、ブランドの認知拡大や購買意欲を引き出すために利用されています。

ターゲティング精度の高さも特徴で、ユーザーの興味・関心やWeb上の行動履歴をもとに広告を再表示する、リマーケティング広告として活用するのも効果的です。

リスティング広告との違い

リスティング広告は、検索エンジンで特定のキーワードを検索したユーザーに対して表示される広告で、検索意図に基づいています。

対してディスプレイ広告は、検索結果に関係なく、行動履歴をもとに自然に表示され、視覚的に訴えかける広告です。

リスティング広告はユーザーがすでに特定の商品やサービスに興味を持っている段階で表示されるため、購買意欲の高いユーザーを対象にしています。

一方、ディスプレイ広告は、購買意欲が明確でないユーザーに対してもアプローチできるため、ブランド認知の向上や潜在的な需要を喚起可能です。

このように、リスティング広告はニーズに対して直接的な反応を引き出すのに対し、ディスプレイ広告は視覚的な魅力を活用して興味を喚起し、ユーザーを惹きつけるという違いがあります。

バナー広告との違い

ディスプレイ広告に似た言葉にバナー広告と呼ばれるものがあります。

どちらもWebマーケティングでよく用いられる言葉ですが、実は基本的に同じ意味で使われており、どちらも画像や動画をメインとしたWeb広告のことを指します。

ディスプレイ広告の種類

ディスプレイ広告は、さまざまなプラットフォームで提供されており、それぞれの特徴を活かして広告を展開できます。

以下の代表的な媒体で提供されるディスプレイ広告について見ていきましょう。

  • Google(GDN)
  • Yahoo!(YDA)
  • YouTube

Google(GDN)

Googleディスプレイネットワーク(GDN)は、Googleの巨大な広告ネットワークを通じて提供され、世界中のWebサイトやアプリに広告を表示可能です。

GDNは高度なターゲティング機能を持ち、ユーザーの行動履歴や興味に基づいて広告を表示できます。

また、リマーケティング機能を用いたディスプレイ広告を使えば、過去に訪れたユーザーに再度アプローチすることが可能です。

Yahoo!(YDA)

Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)は、主に日本国内で強力なリーチを誇る広告プラットフォームです。

Yahoo! JAPANのポータルサイトや関連メディアに広告を配信でき、日本市場での影響力が大きいことが特徴。

国内マーケットにおいて、広範なユーザー層にアプローチしたい方におすすめです。

YouTube

YouTubeは、世界的に人気がある動画投稿プラットフォームで、動画広告を中心に広告を出稿できます。

視覚と聴覚の両方に訴えかけることで、より強力にメッセージの伝達が可能です。

動画広告は、ブランドのストーリーを深く伝えることができるため、効果的な訴求ができます。

ディスプレイ広告を活用するメリットとデメリット

ディスプレイ広告は、メリットだけでなく、デメリットも存在します。

両者を理解することで、ディスプレイ広告をより効果的に利用できるでしょう。

メリット・デメリットをそれぞれ解説します。

メリット

ディスプレイ広告のメリットは、以下の3点です。

■視覚的なインパクトが強い

ディスプレイ広告は、画像や動画を使用することで、テキストのみの広告よりも強い印象を与えることが可能です。
視覚的な要素がユーザーの興味を引くとともに、ブランドの認知度を向上させることができます。

■幅広いターゲティングが可能

ユーザーの年齢・性別・興味関心・過去の行動に基づいて広告を表示することもできるため、幅広い層にリーチできます。
特にリマーケティング広告は、一度サイトを訪れたユーザーに再度アプローチする際に効果的です。

■多様なフォーマットに対応

バナー広告、動画広告、インタラクティブ広告など、さまざまなフォーマットを活用できるため、利用できる広告のクリエイティブに柔軟性があります。

デメリット

ディスプレイ広告には、2つのデメリットが存在します。

■クリック率の高さ

ディスプレイ広告は、検索連動型広告と比べてクリック率が低い傾向があります。
これは、広告が直接的な検索意図に基づいていないため、ユーザーの関心を引きにくいことが原因です。

■広告費用が増大しやすい

特に大量に広告を配信する場合、コストが膨らみやすいため、効果的なターゲティングや予算管理が欠かせません。
適切に運用しなければ、ROIが低下するリスクがあります。

ディスプレイ広告運用のポイント

ディスプレイ広告を運用する際には、下記3つのポイントを抑えましょう。

  • 広告の目的を明確にする
  • 媒体の特徴を抑えて選ぶ
  • 費用対効果の高い配信枠に絞る

それぞれのポイントを解説します。

広告の目的を明確にする

ディスプレイ広告を効果的に運用するためには、広告の目的を明確にすることが最も重要です

たとえば、ブランド認知を目的とする場合には、リーチを最大化するためのキャンペーンを設計する必要があります。

一方、コンバージョンを狙う場合は、より精度の高いターゲティングと最適化が求められるでしょう。

媒体の特徴を抑えて選ぶ

ディスプレイ広告は配信する媒体によって、リーチできるユーザー層や広告フォーマットが異なります。

Google・Yahoo!・YouTubeなどの各プラットフォームの強みを理解し、キャンペーンの目的に合わせて最適な媒体を選定することが重要です。

費用対効果の高い配信枠に絞る

リマーケティングなどターゲティング手法を厳選し、費用対効果の高い配信枠に絞ることがおすすめです。

予算が限られている場合、全体の広告効果を高めるために、特定のユーザー層に集中して広告を配信することも大切です。

まとめ

ディスプレイ広告は、視覚的な訴求力を活かしてブランド認知や潜在顧客の獲得に大きな効果があります。

しかし、その効果を最大化するためには、広告の目的に応じた適切な戦略と運用が必要です。

各プラットフォームの特徴を理解し、ターゲティングを最適化することで、ディスプレイ広告を成功へと導くことができます。

ディスプレイ広告を活用して、売上の最大化・認知度の向上を目指しましょう。